えのきだ窯 陶展-crystalliz- 2019 12.4wed - 23mon
創業百余年の益子焼窯元「えのきだ窯」の仙台初となる展示販売会を開催いたします。
当店のオープン以来、cafeえにしえのカフェ時間をより引き立ててくれた「えのきだ窯」の器たち。
多くのお客様からお声をいただき、この度個展開催の夢が実現します。
12/14(土)、15(日)は榎田智さんが来場し、土瓶の持ち手を編むワークショップも開催いたします。
伝統を受け継ぐ想い、民藝の受け継がれてきた美。作家 榎田智さん、若葉さんの探求心と愛情、東北への想いが結晶化した作品をぜひご覧ください。
「えのきだ窯」について
「えのきだ窯」は栃木県益子町にて益子焼を営み百余年続く歴史ある窯元です。現在は四代目勝彦さんと共に五代目智さん・若葉さん夫妻で作陶されています。
若葉さんとのご結婚機に陶芸家となられた智さん。民藝益子焼を志し、使いやすく馴染みやすく「なんでもない」けど手放せないそんな作品作りをされています。若葉さんの器はドット柄やボーダー柄などポップで洋の雰囲気ですが、ロウ抜きや線彫りなど伝統的な技法で器に装飾をしていることで、どこか懐かしくもあり目にも楽しい、女性に愛される作品です。伝統的な技法を受け継ぎながら、それぞれの個性を大切にしたお二人の作風の違いも魅力です。
榎田智さんからのメッセージ
わたくし榎田智は大阪で生まれ育ち、益子焼窯元の末っ子(若葉)との結婚を機に益子町に移り住みました。
そして、稼業の焼き物をやるために窯業技術支援センターに入所。 そのセンターの資料室で東北の古い焼き物の図録に出会いました。その内容にとても感銘を受け、休憩時間を使っては、穴が開くほど読みました。色白で柔らかく、腰が低く丸っこく。そして凛とした風情。来たる冬に向けての腹の決まったような芯の強さ。
あぁ、憧れの東北。この地で民藝益子焼を志していて東北への憧れなしではいられません。その後も古本で購入し、今も読み続けています。
cafeえにしえさんのおかげでひとつ夢が叶いました。今回は妻の若葉と二人で「えのきだ窯」として展示させて頂きます。初めての仙台での展示会になります。初めての夫婦での展示会になります。なるだけたくさんの器をお持ちするつもりです。皆さまにお会い出来ること楽しみにしております。ぜひとも会場に遊びにお越し下さいませ。
えのきだ窯 榎田智 若葉
Profile 榎田智
1979年 大阪箕面市生まれ 2013年 栃木県窯業技術支援センター 伝習科卒業 えのきだ窯にて作陶
2015年 栃木県美術展 部門奨励賞
2016年 栃木県美術展 部門奨励賞
2018年 栃木県美術展 部門奨励賞
榎田若葉
1978年 益子町に生まれる
2000年 栃木県窯業指導所伝習科卒業
2001年 同所研究科(釉薬コース)卒業 えのきだ窯にて作陶
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